2011年10月22日

小笠原世界自然遺産式典

世界自然遺産遺産記念式典

先日石原都知事をはじめ各界の来賓を招いて世界自然遺産登録の式典と祝賀会が催されました。
母島観光協会は自然の保全に尽力し、世界遺産登録に多大な貢献をしたという事で東京都環境賞を都知事より頂きました。
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また式典で、都知事は世界遺産になったという事は観光地になったのとは違う、自然を守り後世に残す努力をすることだと言う話をされました。
まさにその通りだと思います。
世界遺産登録の後、観光客が増えていますが、ほとんどツアー客で父島止まり、母島は日帰りコースになっています。父島の宿は何時も満室ですが母島は全く変わりなく穏やかです。
でも観客増という現象は一時的なもので、いずれメディアに取り上げられなくなった時点で落ちこむ事は確実です。その点以前と変わらず自然との共生がしっかりと保たれている母島は、反動が少ないと思っています。
これからも、より自然が豊かで、保全に積極的な母島を,私たちは、世界遺産をきっかけに、さらに気持ちを引き締め、いつまでも訪れる人たちに癒しと安らぎをあたえることのできる島母島でいられるよう守っていくつもりです。
posted by ラ・メーフ at 10:05| 小笠原 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年07月10日

世界自然遺産

母島では、返還祭のお祭りで村長から発表され、震災の影響で花火が自粛され、お祝ムードがいまひとつ欠けた中で、世界遺産登録おめでとうの全員での乾杯や、女性有志による世界遺産音頭等が彩りを添えました。
取材の人たちがひっきりなしに訪れてテレビや雑誌で紹介されていますが、嬉しいことに、島自体は静かで何も変わっていません。
景観ではなく、生態系が遺産として登録されたのにテレビで放映されるのはイルカやダイビング、景観などが多く、まあそれはそれで素晴らしい小笠原、という事でメディア的には良いのかな?
でも島に住む私たちは今の自然と共生した生活を壊したくない、今が、今の母島が変わりなく続いててくれることを願っています。
多くの人達が世界遺産の島に訪れてくれるのは嬉しいことだけど、こんな小さな島にたくさんの人が訪れることで、それによって、自然とそこに住む私達の共生が崩れないよう観光の立場からも、島を壊さないためにも様々なルールづくりをしていくつもりです。
posted by ラ・メーフ at 13:12| 小笠原 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする